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| 常磐橋 (ときわばし)[日本橋川] | |
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 MENU全画面表示 |  2004-10撮影  2021-07撮影  かつては江戸城の正面玄関的な役割をはたした時期もあった「常磐橋門」の前にかかる橋である。 江戸城から浅草や上野、日光方面へのメイン通行ルートにあたり、将軍もこの橋をよく通ったようだ。 江戸時代にはむろん木造の橋だったのだが、明治10年、廃止された常磐橋門の石垣に使われていた石を流用して石橋に改築。この時点でも、陸軍省などのあった一帯と町地を結ぶ重要な橋として機能していた。  2001-10撮影  現在では道筋の変化によって、ほんの下流の「常盤橋」(読みは同じだが2文字めが異なる)にその役割を譲っており、この旧常磐橋自体は「記念碑」的な存在として残されている格好。歩道と車道(一車線)がわかれた構造になっているが、常磐橋門の遺構(国史跡。小公園になっている)と神田・日本橋側とをつなぐ歩行橋としてだけ使われており、車は通行できない。  2000-2撮影   歴史的にも、現有の橋そのものも日本橋より古く、また由緒正しい橋であり、もうちょっと史跡としてメジャーになっててもいいんじゃないかという気もするが、実情は写真のとおり、川の真上を首都高速が走り、その橋脚が川面からにょきにょき林立している状況。   2000年代初頭の時点では、橋自体も「ただ残してある」という感じで傷みが目立ち、うらぶれた空気があたりに漂う。どうもなさけない状態。 時にはホームレスの人の「寝場所」となっていたり(頭上の高速道路が「雨除け」となったようだ)、果ては殺人事件まで発生したこともあった。 その後、東日本大震災の被害で橋そのものが危険な状態となったのがある意味「怪我の功名」となり、じつに10年がかりの徹底的な解体修復工事が実施されて現在に至っている。  橋の東側は明治29年に落成した日銀本店。 設計・辰野金吾、国指定重要文化財。東京都「景観上重要な歴史的建造物」。   橋の左岸下流側には、「日本橋川常盤橋防災船着場」が設置されている。(2001/11/17写)  2011年3月11日、東日本大震災の揺れで石組みの一部がずれを生じて危険な状態となったため、補修工事を開始。 橋全体を一度解体し、補修を加えつつ新たに組みなおすという本格的な作業が10年がかりでほどこされ、2021年5月10日に一般開放が再開された。 一時解体された石材は、再構築まで神田橋上流に設けられた資材置き場で整理保管された。(2018/4/2写) | 
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