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菖蒲橋 (あやめばし)[神田川]

 
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中野区と新宿区、ついでに渋谷区……の境界線の橋

菖蒲橋
 この橋の名の由来は知らないが、橋の親柱、欄干は名前にあやかって「菖蒲(あやめ)」の意匠がモチーフになっている。
 かつては川沿いの田園地帯だったわけで、実際に菖蒲が咲き誇る情景が見られたのかもしれない。
 この橋から手前(下流)は小滝橋までずっと左岸=中野区、右岸=新宿区の境界となっているが、ここから奥(上流)は右岸・左岸とも中野区。つまりここが新宿区のはずれになる。
菖蒲橋
 橋の右岸(新宿区側)の奥に少し行ったところに、数mほどの崖がある。興味をそそられてそちらのほうに行ってみたのだが、この崖はどうも周辺から孤立した離れ小島のような地形で、丘の向こう側に抜ける道がない様子。民家が建てこんでなければちょっと見晴らしのよさそうな場所だが、上がってまた降りてくるのも疲れるので坂を上るのは断念してしまった。

 あと知恵だが、この崖から向こうは渋谷区になる。

 明治時代まで、このあたりの神田川はひどく蛇行しており、上流からきた2本の流れが上の写真つきあたり付近で合流し、すぐまた2本に分かれる複雑な地形をなしていた。
 そのころの地域の境界線は完全に川の流れと一致しており、ここから上流は本郷村、下流は角筈(つのはず)村、丘の上は「幡ヶ谷村」の畑という区分けになっていた。
 それが現在まで受け継がれ、境界線はそのままで川の流れが修正された結果、上の写真では新宿(左側)・中野(右側)・渋谷(奥)の3区が同時に写る構図になっている。

羽衣湯と羽衣橋

 「渋谷区」の崖につきあたって左折した先には、近辺では有名なスーパー銭湯「羽衣湯」がある。1999年に改築したとのことで、なかなか近代的な建物である。
羽衣湯
 この羽衣湯の東側(写真手前)には、今は暗渠化された小川のあとが残っており、児童公園となっている。
 川のあとが道路と交差する部分には橋の親柱も残っており、「羽衣橋」の名前が残っている。
羽衣橋
 そういうわけで、目の前の橋の名にちなんで「羽衣湯」の名が決まったものと想像できるが、肝心の橋は写真のように、今はひっそり「残骸」が残るだけになってしまっているのがなんだか哀愁をそそる。
マップ
・この付近の衛星写真を表示(by Googleマップ)
初架橋:
未確認。戦前。
現役橋
平成11年(1999年)3月完成
ご当地リンク
羽衣湯
渋谷区本町3-24-20
14:00(日曜のみ13:00)~深夜1:30、金曜定休
近くの宿泊施設
イーストンホテル
新宿ニューシティホテル

おすすめ参考資料
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(セブンアンドワイ)

江戸明治東京重ね地図
(amazon.co.jp)




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